アーカイブ


※   作家名/タイトル/素材/制作年作品説明の順で記載しています

田島鉄也

遠くの空の微光の方から
ふるへる物象のかげの方から
犬はかれらの敵を眺めた
遺傳の 本能の ふるいふるい記憶のはてに
あはれな先祖のすがたをかんじた。

粘土、ラメ塗料、布、アンモナイト化石、他/2016年

-闇の中にうごめく不定のものの運動
萩原朔太郎の詩「遺伝」に着想を得た。

フジタヨウコ

不思議の国のアリスの街

陶/2012年

-大きな家の丸窓を覗き込むと不思議の国のアリスの世界が見えてきます。
街並みが逆さまになっていたり、浮遊して見える異世界は、
アリスが冒険をする超現実的で不条理な出来事を表現しています。

外山文彦

Landscape

板材、アクリル板、ギャラリー備え付けの階段、他/2016年

-場とのコラボレーション、それも出来るだけシンプルな手法で。と考えて制作している。今回のDungeonでは、本来人工的なはずの「地下ピット」的地下空間が床壁天井とも妙にざらつき、凸凹があり、そのコンクリートも意外なほどの味わい深さで興味を魅いた。かつ、そこに配置された(来場者は昇ることのない)コンクリート階段との対比。
それに触発され、建材ボードとアクリル板という「平ら」でどこにでもある規格品を使って構成した。

大和由佳

● 発話とブドウ
 ビデオインスタレーション、葡萄の蔓、ハンカチ
映像16分30秒/2016年

映像撮影協力 : 岡安賢一、宮町幸生、早川純一

● ドローイング Ⅰ(日毎の旗/発話とブドウ)
紙、アクリル絵具など/2016年


-子どもはだいたい一歳前後から言葉を覚え、話し始めるという。

左側の壁に映し出された映像のなかの10人の子どもたちは、
時々、ぶどうを頬張りながら、何かを発見したり、まわりのひとの口真似をしたり、
自分に注意を惹きつけたりするために、声を発する。
すると右側の映像のなかで、ひとが紫色のハンカチを干す。
ビルの屋上でいっぱいに吊るされたハンカチは風のなか、強くはためき、映像は終わる。
初めてDungeonを訪れたとき、天井が低い展示空間に立って、ぶどう棚の下にいるような感覚を覚えた。そこで生ったぶどうが、遠く離れた場所の子供たちのもとに巡り、そこで発せられる言葉は、ぶどうの皮のように吐き出され、また見知らぬ遠くの屋上で、濡れたハンカチとして干され、そこに吹きぬく風によって地下室に戻ってくる。そんな妄想の一巡を、世界の分類をほかの誰かに預けない為のひとつの小さな抵抗として提示する。

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